滑りやすさアップはもちろん、ボードを雪や汚れから守る効果もある「ワックス」は、スノーボードに欠かせないアイテムです。でも、「専用の道具が必要で難しそう…」と感じる初心者も多いはず。そんな方におすすめなのが、手軽に使える“リキッドワックス”。アイロン不要で塗って拭くだけ、スノボ前のちょっとした時間でもOK。初めてのメンテナンスは、簡単で続けやすいリキッドタイプから始めてみませんか？

そもそもワックスをかける意味とは？

スノーボードのワックスは、ボードの滑走面（ソール）と雪との摩擦を減らし、スムーズな滑りをサポートしてくれます。さらに、雪焼けや乾燥からボードを守る効果もあるので、シーズンを通してコンディションをキープ可能。逆に、ワックスなしで滑っていると、滑走面がガサガサになって滑りづらくなったり、寿命が短くなったりすることも。つまり、ワックスはスノーボードのパフォーマンス向上＆長持ちさせるためのメンテナンスの基本なんです。

▲車の運転に例えると「アクセルを効きやすくする」というより「ハンドルを軽くする」というイメージです。

ワックスの種類を知ろう

一口にワックスといっても、種類によって使い方や仕上がりが大きく違います。代表的なのは、アイロンを使ってしっかり浸透させる「ホットワックス」と、手軽に塗れる「簡易ワックス」。ホットワックスは必要な道具が多く手間もかかりますが持続性が高いので、スノーボードのパフォーマンスにこだわる上級者や本格的に滑り込みたい人におすすめ。一方で、初心者には簡易ワックスが人気です。まずは自分のスタイルに合わせて選んでみましょう。

手軽で簡単！簡易ワックス

「生塗り（固形）ワックス」「ペーストワックス」「リキッド（液体）ワックス」は塗りやすく、手軽で簡単に行えるのが特徴です。 そのぶん持続時間はホットワックスと比べると短めですが、雪質や塗り重ね方でも変わる部分なので、初心者のうちはそこまで気にしなくても大丈夫。最近のリキッドワックスは持続性が高いものも増えており、特におすすめです。

効果は絶大！ホットワックス

専用のアイロンを使って固形ワックスを溶かし、滑走面にしみこませていきます。手間とコストはかかりますが、ワックスを雪温や気温に合わせられるので、持続性・滑走効果は格段に高いです。 ただしソールの種類によってはワックスが浸透しにくい構造になっている（＝ホットワックスと相性が良くない）ものもあるので、注意が必要。特に初心者向けのモデルに多い「エクストゥルーデット」ソールがまさにソレだったりします。

ムラスポで人気のホットワックス デビューセット。イチから揃えるのはちょっと大変。

リキッドワックスの魅力

初心者に圧倒的におすすめなのが、この“リキッドワックス”。ボトルタイプの液体をサッと塗るだけで、すぐにボードがツヤツヤ・スムーズな滑り心地に。面倒なアイロン作業も不要なので、自宅や駐車場など、どこでも手軽にケアできます。しかも乾くのが早く、滑る前のちょっとした時間でもOK。コスパも良く、初めてのワックスとして試しやすいのもポイントです！

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